「分厚いチャーシューにかぶりつけ!追い飯までが主役級のまぜそば劇場」
地下への階段を降りたその先に、まさかここまで心を掴まれる一杯があるとは。
鹿児島の路地裏にある「麺屋 やまひで」で味わった台湾まぜそばは、ジャンクなのに上品、そんな矛盾すら飲み込んでしまう魔力を持っていました。
今回は、そんな「やまひで」体験を、写真たっぷりでご紹介します!
【雨の日でも引き寄せられる一杯】「麺屋 やまひで」の外観にワクワクが止まらない!
鹿児島市の中心地、少し奥まった路地に突如現れる食の誘惑それが「麺屋 やまひで」です。
ビルの地下へと続く階段の手前、白地に力強く筆文字で書かれた「まぜそば・もつ鍋」の看板がまず目に飛び込んできます。この文字を見るだけで「これは只者じゃないぞ…」と感じさせる、男気あふれるエントランス。

そして見逃せないのが、頭上に掲げられた3種類の大きな写真入りメニュー看板。
「台湾まぜそば」「醤油まぜそば」「もつ鍋」の三銃士がドドンと並び、視覚から食欲を強烈に刺激してきます。特に「台湾まぜそば」の濃厚そうなミンチと卵黄のコントラストには、一発で心を持っていかれました。

入口前にはもう一段階の誘惑が待っていました。
立て看板には、メニュー写真とともに「当店イチ押し!」の文字。台湾まぜそば(950円)は「ヤミツキ注意!!」との注意書き付きで、むしろそれを期待してしまう自分がいました。さらに、他のラインナップにもそそられまくり。
「坦々まぜそば」「台湾らーめん」など、まぜそば愛好家にはたまらない選択肢の数々!

お店の周囲はオフィスや小規模な飲食店が軒を連ねる落ち着いた街並み。その中にあって、この「やまひで」の存在感は異質。それでいてなぜか親しみを感じさせるのは、「ラーメン屋」ではなく「まぜそば屋」であるという肩肘張らない雰囲気ゆえかもしれません。
雨の日でしたが、その分だけこの“地下の名店感”が際立ち、まるで知る人ぞ知る隠れ家的グルメを見つけたような、そんな高揚感がありました。
【地下に広がる“まぜそば基地”】温もりと工夫が光る「麺屋 やまひで」の店内
入口をくぐり抜けた先には、細い階段が地下へと続いています。
静かに足を踏み入れると、なんだか秘密基地に向かうようなワクワク感…。この先に、本当に美味しいまぜそばが待っているのか?そんな期待が階段を下るごとに高まっていきます。

階段を下りるとすぐ左手にあるのが券売機。ここでまずはチケットを購入するスタイルです。
「まぜそば(並)」「台湾まぜそば(金卵トッピング)」など豊富なラインナップに目移りしてしまいますが、しっかりと写真付きで紹介されているので、初めてでも安心。価格改定のお知らせも丁寧に掲示されていて、誠実な姿勢が伝わってきました。

ウッディな温もりに包まれた明るい空間の中に、カウンター席とテーブル席が並びます。
木目調のインテリアがとても心地よく、ひとりでもグループでも過ごしやすい雰囲気です。


卓上には、調味料類やカトラリーが整然と並び、清潔感も◎。
特に目を引いたのが「ガーリックチップ」や「オニオンフライ」などの無料トッピング!これは自分好みに“味変”できる楽しみがあるということですね。

壁には大きくて見やすいメニュー表が掲げられています。
看板メニューの「台湾まぜそば(950円)」を筆頭に、「カレーまぜそば」「塩まぜそば」など、どれも魅力的なネーミングばかり。しかも全品ご飯・追い飯付きでこの価格というのは、なかなかのコスパ!

■ 麺屋 やまひで|メニュー一覧(2025年5月時点)
◆ まぜそば系メニュー
メニュー名 | 価格 | 説明文 |
---|---|---|
台湾まぜそば | 950円 | 旨辛ミンチがもちもち麺に絡む逸品 |
醤油まぜそば | 950円 | 特製醤油ダレと魚介だしで上品な味わい |
担々まぜそば | 950円 | ゴマだれ×ラー油×旨辛ミンチのバランス |
カレーまぜそば | 950円 | 正にご飯どろぼう! |
塩まぜそば | 950円 | あっさり・すっきり塩味 |
◆ ラーメン系メニュー
メニュー名 | 価格 | 説明文 |
---|---|---|
貝だし中華そば | 900円 | 鶏清湯スープ×アサリ・ホタテのトリプルスープ |
極み塩らーめん | 900円 | 鶏ガラ×台湾ベースの濃厚塩スープ |
名物台湾らーめん | 900円 | ミンチたっぷりの旨辛らーめん |
◆ トッピングメニュー
トッピング名 | 追加料金 |
---|---|
でら肉のせ | +350円 |
炙りチャーシューのせ | +400円 |
厚切りチャーシューのせ | +450円 |
◆ その他
項目 | 内容 |
---|---|
大盛り | +150円(2玉・300g) |
ご飯 | 全品無料サービス/追い飯も可能 |
さらに丁寧に説明された「まぜそばの食べ方」も。
「しっかり混ぜる」「途中でお酢を加えて変化を楽しむ」「追い飯で締める」という三段階の流れが、まさに一つの食体験として完結しているんです。

【旨み爆発の“追撃型”まぜそば】厚切りチャーシューに心を撃ち抜かれた
注文したのは、人気No.1「台湾まぜそば」に“厚切りチャーシュー”をトッピングした贅沢バージョン(1,400円)。
目の前に運ばれてきた瞬間、あまりの迫力に一瞬フリーズしてしまいました…。

中央で堂々と輝く濃厚卵黄。その周りを囲むのは、甘辛い旨味が詰まったミンチ、シャキッとしたニラ、香り豊かな海苔、そして…丼の半分を覆い尽くすほど分厚いチャーシュー!
このチャーシュー、ただのボリューム要員じゃありません。ホロッと箸で割れる柔らかさで、脂身のとろけ具合と肉の繊維感が絶妙なバランス。噛めば噛むほど旨味が溢れてきて、しばし箸が止まりました…。


さて、お楽しみはここから。しっかりと全体をかき混ぜて、一気にいただきます。
もちもちの極太麺にタレと具材がよく絡み、一口目からガツンとくる旨辛テイスト。ミンチのコクと卵のまろやかさが絶妙で、気づけば無言でがっついていました…。

途中からは卓上の「オニオンフライ」を投入!これがまたカリカリ食感と香ばしさをプラスしてくれて、完全に味変成功。思わず「これ考えた人、天才か」と心の中で拍手。

そして最後のお楽しみが「追い飯」!
残ったタレと具に、白ごはんをドンとのせてまぜまぜ…はい、もう最高。スープじゃなくても「〆」の満足感って、ここまで得られるんですね。

一杯で二度も三度も美味しさが押し寄せてくる、まさに“旨みのラッシュアワー”。
これは間違いなく「また来たくなる味」でした。
【まとめ】まぜそばのその先へ。心まで満たされる一杯がここにある
「麺屋 やまひで」は、ただの“まぜそば専門店”ではありませんでした。
階段を下るワクワク感、木の温もりあふれる店内、旨辛の奥に優しさすら感じる一杯。全てにおいて「また来たい」と思わせる魅力が詰まっていました。
特に、厚切りチャーシューの迫力と繊細さのギャップ、そして無料トッピングや追い飯といった“最後まで楽しませる工夫”が、店主の心配りを感じさせてくれました。
鹿児島で「ちょっと気分を変えたい」「ガッツリ食べたい」「でも丁寧な味がいい」
——そんなわがままな日には、間違いなくここが答えです。
麺屋 やまひで 鹿児島店|店舗情報
項目 | 内容 |
---|---|
店名 | 麺屋 やまひで 鹿児島店 |
住所 | 鹿児島県鹿児島市山下町9-26 ファインビル B1F |
駐車場 | なし(近隣にコインパーキングあり) |
支払い方法 | 現金のみ(カード・電子マネー不可) |
公式Instagram | @yamahide.kagoshima |
公式Facebook | @yamahidekagoshima |
公式サイト | https://www.menya-yamahide-honten.com/ |