こんにちは、鹿児島サンデーのむーちょです。
鹿児島は名山の路地裏で偶然見つけた、ちょっと不思議な外観の食堂。
「かごしま食堂あじとみ」は、その名の通り鹿児島食材にこだわった手作りランチが評判の隠れ家店。
今回は、看板メニュー「絶品アジフライ定食」に心を撃ち抜かれてきました。
サクサク、ふわふわ、そして感動の味変体験まで。
思わず語りたくなるその魅力を、写真たっぷりでお届けします。
街角にひっそりと佇む、隠れ家食堂の魅力
錆びた看板と赤の暖簾に誘われて、鹿児島「かごしま食堂あじとみ」
鹿児島の名山はノスタルジックな雰囲気がよく、初めて通る道なのに、どこか懐かしさを感じる。
そんな不思議な感覚を覚えながら歩いていたら、ふと目に留まったのがこの外観でした。
まるで映画のワンシーンに出てきそうな、古びたレンガ壁に施されたエイジング塗装。
くたびれたようでいて計算された無骨さに、ただならぬ空気を感じて立ち止まりました。

店名の「かごしま食堂あじとみ」は、控えめな黒いプレート看板に小さく刻まれていて、そのさりげなさがまた粋。
真っ赤な暖簾とのコントラストも絶妙で、ここは本当に食堂なのか?と興味をそそられます。
入り口の前に置かれたメニュー看板も、錆びた鉄板と手書き風の文字で、レトロな雰囲気満点。
オープン時間は11:30~15:00(L.O.14:30)と明記されており、ランチ営業に特化していることが分かります。

観光客で賑わう表通りから少し外れたこの場所に、地元の人に愛されている理由がある、
そんな予感を胸に、赤い暖簾をくぐる瞬間にワクワクが止まりませんでした。
木の温もりと懐かしさが交差する、癒しの店内空間
まるで“もうひとつの家”のような居心地
赤い暖簾をくぐると、そこには外観からは想像もできないような、木の温もりに包まれたやわらかな空間が広がっていました。
窓際に設置されたカウンター席は、どこか工房の作業台を思わせるような無骨さと、優しい手触りを感じる木材が印象的。

背の高いチェアに腰を下ろすと、外の光がゆるやかに差し込み、まるで喫茶店に来たかのような静けさに包まれました。
奥にはテーブル席も用意されており、デートや友人同士での利用にもぴったりな落ち着いた雰囲気。
カウンター奥には、古いフィルムカメラやドライフラワー、アンティーク調の小物たちが整然と飾られており、まるで時間が少しだけ止まったような、優雅なひとときを演出してくれます。

内装のこだわりはディテールにも表れていて、テーブルには琥珀色の自家製ドレッシングらしきボトルや、ちょこんと置かれたラー油の瓶、木製スティックのスプーンなどがセンス良く配置されています。

これだけでも、きっと料理にも一工夫があるはず、と自然と期待が高まるんです。
気取らないのに、おしゃれ。どこか懐かしいのに新しい。
そんな二面性を持つ「かごしま食堂あじとみ」の店内は、心をふっと軽くしてくれる、そんな空間でした。
見れば見るほど迷ってしまう、心をくすぐる絶品ランチメニュー
鹿児島の恵みと“あじとみ流”の創意工夫がたっぷり!
テーブルに置かれたメニューを開いた瞬間思わず、うわっどれも美味しそうとつぶやいてしまうほど、ラインナップが豊富。

まず目に飛び込んできたのは、「絶品牛ほほ肉のビーフシチュー」。
ご飯・味噌汁・サラダ・小鉢付きの充実内容で、ランチとは思えぬご馳走感。
続いて「スペシャルピラフ」は、カレー風味のピラフにホワイトソースをかけ、その上にエビフライがドンとのる贅沢仕様。
想像しただけでよだれが出そうな一皿です。
「特製ドリア」や「ハンバーグドリア」などの洋風メニューも人気が高く、どれもお味噌汁付きというのが、和洋折衷な面白さ。

そして見逃せないのが、店名にも通じる和を感じる揚げ物たち。
「絶品アジフライ」は、生姜 or 梅かつおのおろし大根ポン酢か、自家製タルタルソースが選べるというこだわりぶり。
さらに、+150円で、卵黄の醤油漬け&パルメザンチーズという味変セットが付けられるのも魅力的。
また、「黒豚のチーズ詰めカツ」や「桜姫鶏胸肉のチーズ詰めカツ」といった鹿児島素材を活かしたメニューも多く、観光客としても外せないポイントです。
黒毛和牛と黒豚のハンバーグや、ジューシーメンチカツも王道の人気メニュー。

ランチドリンク(+100円)はコーヒーからザクロ酢まで幅広く、デザートの「バニラアイス」「季節のアイス」もつけたくなる可愛さ。
そして、なんと小瓶のハートランドビール(650円)も昼から注文可能という、ちょっとした贅沢にも応えてくれる粋なサービス。
こうして眺めているだけで、どれを選んでも正解だと確信できるような、心惹かれるメニュー構成でした。
ランチセット(ご飯・味噌汁・サラダ・小鉢付き)
メニュー名 | 内容・特徴 | 価格(税込) |
---|---|---|
絶品牛ほほ肉のビーフシチュー | ボリューム満点の看板メニュー | ¥2,100 |
スペシャルピラフ | カレー風味ピラフ+ホワイトソース+エビフライ | ¥1,580 |
特製ドリア | みそ汁・サラダ・小鉢付き | ¥1,550 |
ハンバーグドリア | みそ汁・サラダ・小鉢付き | ¥1,680 |
揚げ物・定食系(ご飯・味噌汁・小鉢付き)
メニュー名 | 内容・特徴 | 価格(税込) |
---|---|---|
絶品アジフライ | おろし大根ポン酢(生姜 or 梅かつお)+自家製タルタルソース | ¥1,580 |
アジフライの味変トッピング(数量限定) | 卵黄の醤油漬け&パルメザンチーズ | +¥150 |
黒豚のチーズ詰めカツ | デミグラスソース or おろし大根ポン酢 | ¥1,680 |
桜姫鶏胸肉のチーズ詰めカツ | デミグラスソース or おろし大根ポン酢 | ¥1,650 |
黒毛和牛と黒豚のハンバーグ | デミグラスソース or おろし大根ポン酢 | ¥1,680 |
黒毛和牛と黒豚のジューシーメンチカツ | デミグラスソース or おろし大根ポン酢 | ¥1,580 |
セット追加・サイドメニュー
メニュー名 | 内容 | 価格(税込) |
---|---|---|
ご飯大盛り | ランチ注文時に選択可能 | +¥100 |
ご飯おかわり | ランチ注文時に選択可能 | +¥150 |
ドリンク・スイーツ
メニュー名 | 内容 | 価格(税込) |
---|---|---|
ランチドリンク | ホット/アイスコーヒー、紅茶、アイスティー、烏龍茶、ザクロ酢 | +¥100 |
アルコール | ハートランドビール小瓶 | ¥650 |
スイーツ | バニラアイス・季節のアイス | 各 ¥200 |
これぞ、アジフライの最終形態。
外はカリッ、中はふっくら。味変トッピングで無限ループ。
今回いただいたのは、店名物とも言える「絶品アジフライ(¥1,580)」に、「味変トッピング(¥150)」をプラスしたセット。
ご飯・味噌汁・サラダ・小鉢付きの豪華な定食スタイルで、見た目のインパクトも抜群!

まず目を奪われたのが、この黄金色に輝くアジフライの衣。
ガリッと立ち上がったパン粉は、ただのカリカリではなく、ザクッと心地よい音を奏でる絶妙な揚げ具合。

一口噛めば、ふわっふわのアジの身が現れ、思わずうまっ、と声が漏れるほどのジューシーさ。
付け合わせの自家製タルタルソースは、まろやかな酸味とシャキッとした玉ねぎの食感が心地よく、脂ののったアジとの相性がもう完璧。

そしてシャキシャキ野菜に香ばしいフライドオニオンをトッピングしたサラダも、地味にうれしい名脇役。

お米はふっくら粒立ち良く、ほんのり甘みを感じる美味しさ。

味噌汁も丁寧に出汁が引かれていて、油モノとの相性がバツグン。

そして、ここからがこの料理の真骨頂。
数量限定の、味変トッピングとして選んだのは「卵黄の醤油漬け&パルメザンチーズ」。
アジフライをご飯の上にのせ、その上にとろりとした艶やかな卵黄を落とすと、そこはもう和風天国丼。

とろっと濃厚な卵黄とザクザク衣のコントラスト、パルメザンの香りがふわっと鼻をくすぐり、言葉にできない幸福感が押し寄せてきました。
これは間違いなく、アジフライ界の革命です。
見た目のインパクト、食べごたえ、味の変化、すべてが詰まったランチの傑作と言っても過言じゃありません。
「かごしま食堂あじとみ」のまとめ
一見すると控えめな外観なのに、一歩足を踏み入れると温かくてセンスあふれる空間。
どの料理も手が込んでいて、素材の良さを引き立てる工夫が随所に光るのが、「かごしま食堂あじとみ」。
中でも今回いただいた「絶品アジフライ」は、ここのお店の一押しメニュー。
アジフライってここまで進化するのか、と驚かされる逸品でした。
サクサクの衣に、ふわふわの身、自家製タルタルの優しいコク。
そして卵黄とパルメザンの味変爆弾が加わることで、ランチの枠を完全に超えてきます。
地元の人が通うのも納得の名店。
観光で訪れる人にも、自信を持っておすすめできる鹿児島の隠れた実力派ランチスポットでした。
揚げ物好きは、とりあえずここに来い!そう言いたくなるお店、それが「かごしま食堂あじとみ」です。
気になった方は、ぜひ足を運んでみては。
それでは、またね~